ユニリーバによるSDGsトップランナーセミナー
ウェルネス・ライフサイエンス研究所では、「トップランナーによるSDGsセミナー」と題し研究所会員企業の学びを深めるためのセミナーを開催しました(ZOOMによるオンライン開催)
今回は「企業・国・自治体」のトップランナーからSDGsの先進的な取組をご紹介いただくことをテーマとし、
企業のSDGsの取組として、日本だけではなく世界的にもSDGsの取組が高く評価されているユニリーバ・ジャパンの島田様(取締役人事総務本部長)に
「人と組織を元気にする ユニリーバのサステナブルなパーパス(目的)の伝え方」と題して自社のSDGsに関する取組をお話いただきました。
ユニリーバでは一つ一つのブランドにパーパスを持たせて利益を生み出すということを大切にしており、
ユニリーバのブランドである「リプトン」、「ダヴ」「LUX」におけるパーパスがどのようなものなのかということを分かりやすくご説明いただきました。
また、ユニリーバのサステナブル活動の目標である「ユニリーバ・サステナブル・リビング・プラン(USLP)」をご紹介いただき、ユニリーバではこのプランで達成出来たことだけでなく、未達成の取組も正直に開示することで企業としての透明性を担保している点や、SDGsに関わる人たちが無理したり、嫌々関わることは継続的な活動とはならない=サステナブルな取組となり得ない、SDGsに関わるのであれば情熱をもって活動をしていくことが重要であるということを力強くお話されていたことが印象的でした。
また、自身の会社でSDGsを進めるのであれば、
・常に一貫したメッセージを発信し続けること
・都合の良いデータだけを開示するのではなく全てのデータをオープンにして正直にする(出来ないことは出来ないということ)
・トップダウンだけでなく、ボトムアップで若い人たちにも意欲を持って活動をしてもらうこと
このような点が重要であるということを説明いただきました。
日本だけではなく、世界的にもSDGsの取組が高く評価されているユニリーバにおいて、SDGsの取組だけではなく、ユニリーバがSDGsに取組に至った経緯や、SDGsかける想い、信念を熱く語っていただきました!
<島田氏プロフィール>
1996年慶応義塾大学卒業後、株式会社パソナ入社。2002年コロンビア大学大学院にて組織心理学修士取得、
日本GEにて人事マネジャーを経験。2008年ユニリーバ入社後、2013年4月取締役人事本部長就任。2014年4月取締役人事総務本部長就任、現在に至る。
セミナーの様子はリンクよりご覧いただけます(会員限定)
(レポート:佐藤)