伊豆市の地域創生に向けた取り組み(伊豆市市長)
2017年8月17日(木)に、伊豆市市長 菊地豊様による「伊豆市の地域創生に向けた取り組み」のセミナーが開催され、会員企業11社他、総勢52名が参加しました。
セミナーでは伊豆市が行っているや地方創生戦略に関する具体的な取り組みについてお話いただきました。
伊豆市の人口は三万人、最大の課題は人口減少、特に若い女性の減少です。
そこには、東京から二時間という伊豆市の地理的な背景もあり、結婚をすると街を出て行ってしまうという現状があります。
一方で「東京から近い」という地形を強みとして、ICTベンチャーの誘致なども検討され、地形をうまく活用した独自の街づくり構想が伺えました。
もう一つの課題としては、観光者が長期滞在をしない、日帰り客が多く観光消費が伸び悩んでいる点です。
伊豆市は2020年オリンピック・パラリンピックの自転車競技会場になることが決定し、自転車をうまく活用して、伊豆半島全体で観光を盛り上げるサイクリングシティー構想を検討しています。
伊豆半島の美しい風景や温泉、食事をゆっくり楽しみ、長期滞在を促すような施策を推進されているそうです。
市長は、多くの海外経験をされているというご経歴の中で、色々な角度から客観的に伊豆市を観察されており、様々な取り組み事例をご紹介いただきました。
「外国から伊豆にお客様が来ていただくということではなくて、世界のマーケットに伊豆が入って行くこと」伊豆市の観光国際化を目指されているそうです。
WLS研究所のテーマである地方創生の取り組みについて大きな示唆を得られました。
セミナー後の質疑応答でも積極的な意見交換となりました。
セミナー後の異脳種交流会では、会員企業や先生方と和気あいあいと交流しました。
次回のセミナーの開催は10月2日(月)です。
(レポート:葉梨)